ゆうちゃんの家

メンサx科学者。生活に役立つ科学の知識(心理学、薬学、医学、アイディア発想等々)を定期的に発信していきます♪

巷のウワサは本当?科学的に検証してみた!

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みなさんはこのようなうわさを聞いたことはありませんか?

 

「酒は百薬の長」

「玄米は身体に良い」

「炭酸水はダイエットに良い」

「外見より中身が大事」

「卵は1日一個まで」

 

みなさんはこれらのうわさは正しいと思いますか?

結論から言います。間違っているか、ほとんど科学的根拠がないです。

検証していきましょう!

 

 

①酒は百薬の長ではない

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よく聞くのは「大量の飲酒は身体に悪いけど、少量なら身体によい」という話ですね。

結論からいいます。これは嘘です。飲んだアルコール量に比例して脳にダメージが起こります。

つまりアルコールを少量飲んだら身体へ軽いダメージが、大量に飲めば多くのダメージが起こります。

 

なぜ少量のアルコールは身体によいなどという噂が広まったのでしょうか?

 

昔の研究報告では、健康状態の良さは

「お酒を少量飲む人>全く飲まない人>大量に飲む人」

という順になっていました。

だから、少量のお酒は身体によいと言われていたのです。

ただ実はこの研究、間違っていたことが証明されたのです。

 

イギリスのオックスフォード大学の研究です。

彼らの研究の重要な点は、全くお酒を飲まない人の中には、「そもそもお酒を飲まない人」だけでなく「身体に問題があって飲めない人」も含まれていることに気づいたことです。

そこで、お酒を全く飲まない人の中から「身体に問題があって飲めない人」のデータを差し引いて再解析を行いました。

その結果、身体の健康状態は以下のようになりました。

「お酒を飲まない人>少量飲む人>大量に飲む人」

つまり、お酒は少量でも身体にダメージがあることが統計学的に証明されたのです。

 

具体的にお酒による身体へのダメージとは、海馬の縮小(脳の部位のことで、記憶を司ると言われています)、脳出血のリスク上昇、心臓疾患のリスク上昇、睡眠の質の低下などです。

 

お酒は合法ですので、飲むなとは言えません。飲むのは自由です。

ただお酒は百薬の長というのは科学的に否定されていますので、自己責任で飲みましょう。

 

 

②玄米は身体によい?

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自然食を大事にする人は少なからずいらっしゃると思います。

玄米は身体によい、無農薬野菜のほうがよい...などですね。

 

結論から言うと、玄米は適度に食べる分には健康によいが食べ過ぎは逆効果です。

 

玄米の中にはフィチン酸という物質が含まれています。このフィチン酸は、発がん性のある重金属を身体から排出してくれる効果があります。なので適度に玄米を食べるのは良いことです。しかし食べ過ぎると、銅や亜鉛、鉄分などの健康に必須な重金属まで排出されてしまうのです。その結果、貧血をはじめとしたさまざまな体調不良が起こります

 

食べ物は適度にバランス良く食べることが重要です。いくら身体によい食べ物だからといって、偏食すると思わぬ健康リスクを抱えることになります

 

 

③炭酸水はダイエットによい?

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炭酸水ダイエットというのがありますよね。

「乳酸が減って疲労回復につながる」

「血管が拡張して血行がよくなる」

こういうことをよく聞きます。

 

結論からいうとデタラメです。

 

確かに炭酸水により血管が拡張して血行が良くなるという研究データは存在します。

しかしそのデータ、炭酸水をマウスの腹腔に注射したらそうなったという実験なのです。

炭酸水を口から飲んで、血行が良くなったというデータは存在しないのです。

 

また乳酸が疲労物質の正体であるという噂もよく聞きますが、これは現在は科学的に否定されています

 

ただ、炭酸水を飲むと一時的に満腹感が得られます。なので食欲を抑える効果は人によってはあるかもしれませんね。

 

 

④外見より中身が大事?

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これは前の記事で触れましたね。

長期的に見た場合、その人の知性や誠実性が重要です。

ただ短期的に見た場合や広く浅い人間関係にとっては外見は非常に重要です。

イケメン美女は収入が高く、出世も早い傾向があることが分かっています。

また多くの人は外見で人を判断することも研究で分かっています。

下記の過去記事に詳細がありますので、参照してください。

yuukoki.hatenablog.com

 

 

⑤卵は1日一個まで?

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コレステロールが心配だから、このような噂が広まっているのだと思います。

たしかに過剰のコレステロールが体内にたまると、胆石やアテローム(動脈の一部にコレステロールが溜まり、動脈が狭くなる現象)などの原因になります。

 

こんな研究があります。

ウサギに卵を大量に食べさせて、その後血液を採取しコレステロール値を測りました。その結果、たしかに血中のコレステロール値は上がっていたそうです。この結果をもって「卵は危険だ」と主張した研究者がいるそうですが、この研究者は思い違いをしています。

ウサギは草食動物、人間は雑食動物です。

草食動物であるウサギに動物性タンパク質をむりやり食べさせた結果が、雑食動物である人間にも当てはまるはずだと考えるのは明らかな論理の飛躍です。

 

たしかに卵にはコレステロールは多く含まれてはいます。

しかしながら卵には、レシチンというコレステロールを身体の外に排出してくれる物質も多く含まれているのです。なので卵を食べても余分なコレステロールが身体にたまることはほぼありませんので、ご心配なく

 

ちなみにレシチンは大豆製品、つまり納豆や豆腐にも豊富に含まれています。

 

 


以上になります。

今回の記事を通して気をつけていただきたいのは、以下の3点です。

・巷の噂にはエビデンスがないものも多い。

・研究がすべて正しいわけではない。中には質の悪い研究もある。

・メーカーの研究機関は、データを誇大に解釈したり、いいかげんな研究をすることがある。

情報を正確に判断することが重要です。

気をつけてくださいね!

 

これからも巷の噂を科学的に検証していく予定です。

お楽しみに!!