ゆうちゃんの家

メンサ・科学者・自閉症スペクトラム。心理学・薬学・医学・アイディア発想・エッセイ等(@UCHAM0410)

心理学的に考える「ライク:Like」と「ラブ:Love」の違いによるトラブル!

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心理学を勉強していると、恋愛関連の話にも多々遭遇します。

個人的にはあまり興味はないのですけどね(笑)。

 

ただ、男性と女性が同じ場(たとえば学校や職場)で過ごすことは避けられませんし、そこから発生するトラブルもあるでしょう。

そのトラブルの一因が「尊敬」と「恋愛感情」をごっちゃにしてしまうことにあります。

具体的にどう違うのでしょうか?

 

 

<ライクとラブのちがい>

心理学者ルービンによると以下のような感情分類がなされています。

 

ライク:人間的に好ましい、共通点が多い、尊敬・信頼できる

ラブ:独占したい、一緒にいたい、欠点が全く気にならない、世話をしたい

 

なんとなく分かってもらえると思います。

ただこの「なんとなく」の感覚、男性と女性でかなり認識が異なることが分かっています。

特に男性の多くは、このライクとラブの違いがあいまいです。

その結果、ライクをラブと勘違いして、好きでもない人と深い仲になったり、ほんのちょっとした好意を感じただけで浮気をしてしまったりします。

一方で女性はライクとラブの区別が明瞭にできている場合が多いため、上記のようないいかげんな男性の行動は当然許せませんし、理解もできないのです。

 

ライクとラブに対する男性と女性の区別の明瞭さがいろいろなトラブルを引き起こすのですね。

 

 

<今の自分の感情はラブかを判定する>

あなたがなんとなく気になっている人がいるとします。

その感情はラブなのか、簡単なチェックリストがあるそうです。

以下紹介します。

 

①ひとめぼれのような感情をいだくか?

 一目見て、「好き」という感情がわき起こるかです。

②相手の欠点すら美化できるか?あるいは可愛らしいと思えるか?

 基本的に相手に恋愛感情を抱くと、客観的に評価を下すことが困難になります。一説によると、恋愛対象を目の前にした場合、脳のさまざまな部位が同時に活性化してしまい、判断力が大きく低下することが示唆されています。その結果、相手の欠点も見えなくなったり、美化してしまったりするそうです。また、恋愛対象に対しては「世話をしたい」欲求もわき上がってくるため、「欠点を補ってあげなくては」「(僕が私が)助けてあげなきゃ」という感情も起こるそうです

③執着心・独占欲があるか?

 これも本能的欲求ですね。ただの「いい人」「気が合う人」「話が合う人」を独占したいとは思わないと思います。一方で、好きな人が他の異性と仲良くおしゃべりしていると、なんとなく落ち着かない気分になりますよね。それは「独占したい欲求」がみたされていないことに対する焦燥感です。そういう感情がわいてくるかわいてこないかで(自分のあるいは相手の感情を)判定できます。

④同調効果が現れるか?

 相手と趣味や癖、口調が似る傾向があるという研究があります(私自身はあまり経験はありませんが)。また身体症状(ドキドキする、声がいつもよりすこし高くなる、ジェスチャーがオーバーになるなど)の発生も特徴の一つのようです。

 

上記の4項目を使って自分の、あるいは相手の気持ちを推し量ってみるのも良いかもしれませんね。ちなみにその予測が外れても私の責任ではありません笑。

 

 

 

 

以上になります。

相手の、あるいは自分の気持ちをチェックしてみてくださいね。

ライクとラブを混同するとトラブります。

お役に立てていただければ幸いです。

それではまた次の記事で!

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