【診断】スキゾイドだと思ってたら自閉症スペクトラムだった件
【概要】
今回の記事は私の診断についてです。
以前、私はスキゾイドなのでは?と思っていたという記事を紹介しました。
ところが、病院で診断(QEEG検査という脳波測定法と問診による診断)を受けた結果、ASD(自閉症スペクトラム)およびADHD(注意欠陥多動性障害)だと診断されました。
目次
・スキゾイドパーソナリティ障害とは?
・自閉症スペクトラムとは?
・似ている点
・まとめ
【スキゾイドパーソナリティ障害とは?】
スキゾイドパーソナリティについては以前ご紹介しました。
もう一度おさらいしたいと思います。
スキゾイドとは、一貫した孤独を好む傾向のある人です。あまり対人接触を好みません。
回避性パーソナリティの人が人を恐れすぎる結果孤独になるのに対して、スキゾイドは人を恐れているわけでもなく、コミュニケーション能力がないわけでもなく、ただただ人と関わりたいという欲求自体がなく、その結果孤独になりがちなのです。スキゾイドは強い野心や欲求もありません。ただ、外界に何かを求めない代わりに、内界では洗練された趣味や嗜好を持つ場合もあり、強いこだわりを持っている人もいます。
スキゾイドの人たちは、外界にあまり興味・関心がなく、その結果あまり注意を乱されないため、比較的淡々とものごとをこなします。
また彼らは、自分の内界を他人に侵害されるのを強く嫌うため、親密な友人や特定の恋人などは作らない・あるいは長続きしない傾向があります。
【自閉症スペクトラムとは?】
自閉症の主な特徴は二つあり、一つ目は「こだわり行動」、二つ目が「コミュニケーション形態が奇異である」という点です。
「こだわり行動」とは、ある特定のものに対してあまりにもこだわってしまい、他に注意が向かなくなる傾向のことです。一人遊びに集中したり、マルチタスクが人より苦手であったりする傾向があります。
「コミュニケーションが奇異」とは、相手の感情や気持ちを察する能力や非言語コミュニケーション能力(その場の空気が読めないことや、相手の表情・仕草から相手の本音を察する能力)が低いことが挙げられます。この原因はさまざまですが、一説には、上記のように自閉症スペクトラムの人はマルチタスクが苦手なため、相手の言葉を聞きながら非言語コミュニケーションも解釈するということが苦手で、もっぱら相手の話している言葉にしか反応できないのだという解釈もあるそうです。
このように自閉症スペクトラムの人は、「こだわり行動」があり、場合によっては強迫性パーソナリティのような形態も持ちますし、場合によってはある特定の分野では素晴らしい知識・興味・情熱をもって取り組める人にもなりうるということです。また「コミュニケーションが奇異」であるため、周りと反りが合わず、人によっては自己肯定感を傷付けられたり、孤独になってしまうこともあります。
【似ている点】
スキゾイドと自閉症スペクトラムの似ている点は、以下の二点です。
①こだわりが強い
⇒長所としては、こだわりの強さは独自性の高さにつながることもあると思います。ただ独自性が高すぎて周りの人と意見が合わない・噛み合ないなどのケースが起こると、本人は疎外感を感じるでしょう。
②他者との関わり方に特異な点がある
⇒スキゾイドはそもそも他者とかかわり合いたいと思わず、自閉症スペクトラムはコミュニケーションに問題がある結果、他者との関わりが難しくなる部分があります。
【まとめ】
①スキゾイドは「そもそも他者と関わり合いたいと思わない」というパーソナリティであり、その結果孤独になるが、孤独を好む心理をもつため、孤独だから苦しむということはない。
②自閉症スペクトラムは強い「こだわり行動」と「コミュニケーションの奇異さ」により孤独になりがちである。
以上です。
私も孤独で、むしろ孤独が大好きです。無駄な人間関係に付き合う必要もなく、自分の研鑽や、やりたいことに打ち込めるからです。
また私のこだわり行動は、以前のエッセイでも紹介しましたが、「論理性・生産性・合目的性」です。私は意味のない「儀式」「しきたり」が昔から大嫌いでした。
例えば、ある状況では夏でもジャケットを着用しないといけないとかいうしきたりがありますよね。普通の人はこのような社会のしきたりだとか、暗黙のルールをそのまま受け入れることが出来るのでしょうが、私は出来ないのです。私は「上着は寒いときに着るもの。なんで暑い時に着るの?」とか「上着来て汗だくの人とお近づきになりたくない人の方が多いんじゃないの?」とか「そもそもみんな同じような服着てたら相手の印象に残る確率は下がると思うけど」とか「スーツって自宅の洗濯機で洗いづらい印象なんだけど、毎回ちゃんと洗ってる?まさか洗わずに着て来たりしてないよね?」...等々思ってしまうわけです。そういう意味でスーツのおじさんには近づきたくないのです(笑)。ただ今思えば、このように「あるがままを無批判で受け入れる能力」は私にはなく、論理や合理性という「フィルター」を通してしか物事を受け入れられないというのも、自閉症スペクトラムの「こだわり行動」だったのかもしれませんね。
私のコミュニケーション方式は、一方的に話しかけるのは可能です。プレゼンとかは難なくこなせますし、大好きです。ただ相手の言葉を額面通りにしか聞かない傾向はありますね。
私の自閉症スペクトラムの話については、またあらためて詳細は記事にしようと思いますが、今回はこのくらいで。
今のところ、自閉症スペクトラムもADHDも個性だと思っていますので、治す予定はありません。前述の通り、私は変わり者ではありますが、そのおかげで独自な視点で物事を見ることができ、その点は周りから評価されています。きっと私は出来ることは出来るけど、出来ないことはめちゃくちゃ出来ない子なのでしょうが(笑)、その点は上手に人間関係を構築し、頼れるところは頼って、お互い助け合っていければなと思っています。
それではまた次の記事で!
<参考記事>